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医師に聞く!シリーズその2:血糖が気になるあなたに糖質カットはもちろん、脂質の「質」も考え抜かれた完全食COMP Powder LC(糖質調整モデル)

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医師に聞く!シリーズその2(全3回)をお届けします。

 

みなさん、こんにちは!COMP編集部です。

医師に聞く!シリーズ2回目はきっと多くの方が気になる糖質制限のお話。

COMPではパウダータイプの糖質調整モデル(LC)をご用意しています。

COMPの糖質調整モデルの製品は、具体的にどんなメリットがあるの?

この記事では、そんな疑問を解決できると思います。

それでは本日も最後までお付き合いいただけますと嬉しいです!

 

 

執筆医師のご紹介:Dr.KOTATSU

 

 

Dr. KOTATSU

 

内分泌代謝、糖尿病専門医。

大手医学出版社の医師向け専門書執筆の傍ら、医師ライターとして多数の記事作成・監修を行う。

複数企業と連携し、正しい医療知識の普及・啓蒙に努めている。

医療DXでは、最新のデジタルヘルスケア領域や治療アプリなどに関してもコンサル・監修を行っている。

 

 

血糖が気になるあなたに、糖質カットはもちろん、脂質の「質」も考え抜かれた COMP の Powder LC (Low Carbohydrate Model/糖質調整モデル)

 

多くの方が一度は挑戦したであろうダイエット。

ダイエットをしようと思った時に「糖質制限」をしたことがある方もいるかもしれません。

しかしうまくいかず、途中でやめてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?

この記事では糖尿病専門医でもある私が、

COMPの糖質カットをコンセプトとした COMP Powder LC (Low Carbohydrate Model / 糖質調整モデル)(以下、COMP LC)に

関しての考察を踏まえて紹介していきます。

 

 

 

専門医から見た糖質制限の際の注意点

 

私は糖尿病専門医として、患者さんに対してコメディカルの指導と協調しながら、

毎日適切な治療を心がけています。

しかし、患者さんによっては取り入れた健康情報をもとに熱心に取り組むあまり、

かえって健康を害してしまうこともあります。

 

数ある健康情報のひとつとして、血糖を改善し、

体重も減ると言われている「糖質制限ダイエット」を聞いたことがあるかもしれません。

 

糖質制限ダイエット」は、一日に摂るエネルギーのうち、

炭水化物(糖質と食物繊維)の中でも特に糖質の割合を減らすダイエットのことです。

日本人の食事摂取基準(2020年版)の三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)の比率基準によれば、

一般的な食事のエネルギー比率は炭水化物50〜65%、脂質20〜30%、たんぱく質13〜20%が目安となっています。

 

糖質カットをうまく活用し、

血糖値の改善や体重・体脂肪の減少につながるケースは実臨床でもよく経験します。

 

しかし、多くの患者さんによくみられるのが、糖質制限を頑張るあまり、

糖質のみならず脂質やたんぱく質の摂取量も大きく減少してしまうことです(エネルギー制限)。

 

実際に白いご飯だけ減らして、おかずや副菜だけ増やすというのは、

意識的に行っていかないと難しいのです。

 

空腹状態では、血糖値の維持のために

我々の身体は脂質やたんぱく質をもとに糖を作成します(糖新生)。

材料がなければ自分の筋肉や脂肪が分解され、

血糖が維持されるようになっているのです。

 

過剰なエネルギー制限は低血糖になるリスクはもちろん、

糖新生が加速し、自分の筋肉が分解されてしまいます。

すると基礎代謝が落ちてリバウンドしやすくなり、

筋肉量が減っていることで転倒や骨折のリスクが高まってしまう可能性があります[1]。

 

 

COMP LCに含まれる脂質の特徴

 

糖質は一般的な食事では50%前後を占めるエネルギー源なので、

それを大幅にカットするだけではエネルギーが不足してしまいます。

たんぱく質や糖質が1gあたり約4kcalであるの に対し、脂質は1gあたり約9kcalです。

そのため、COMP LCではエネルギーを効率的に確保するために、

たんぱく質と脂質のエネルギー比率を上げています(脂質69%、炭水化物6%、たんぱく質25%)。

 

脂質にはさまざまな種類があります。

肉類や乳製品などに多い飽和脂肪酸、なたね油などに多い一価飽和脂肪酸

魚油などに多く、心血管のイベント抑制報告も発表されている

多価不飽和脂肪酸(n-6 系脂肪酸、n-3 系脂肪酸)などです。

 

脂肪酸摂取は、動脈硬化に関連する脂質マーカーと深い関わりがあり、

医師が健康の指標として特に注目しているのは心血管イベントです。

n-3 多価不飽和脂肪酸を多く含む魚油のサプリメントにより

心血管死、全死亡を予防できるという研究結果のほか、

植物性の脂質(ナッツ やオリーブ油など)を多く含む食事介入で

心血管イベントを減らせるという研究結果もあり、

不飽和脂肪酸についてはむしろ予防のために重要な役割を持つという認識が定着しました[2][3]。

 

飽和脂肪酸についてはLDL: 低比重リポタンパク質との関連から

心血管イベントとの関連が疑われてきた歴史があり、

研究手法が発展している今も論争が続いています。

飽和脂肪酸と心血管疾患との相関に関しては様々な報告がある一方で、

飽和脂肪酸にもその炭素数によって多くの種類があります。

 

一緒くたにして評価するのではなく、肉類、 牛乳、 ダークチョコレートなど

食品別に評価することや 日々の食事を含めた生活習慣も考慮することが求められるでしょう[4]。

個人的には、飽和脂肪酸の中でも抗肥満効果が期待されており、

血中脂質レベルに影響を与えにくい生理学上の利点がある中鎖脂肪酸に着目しています[5]。

 

COMP LCに含まれている飽和脂肪酸の内容が

一般的な食事に含まれているそれと異なる点は、

カプリル酸・カプリン酸などの中鎖脂肪酸が多くを占めているところです。

中鎖脂肪酸の鎖長は長鎖脂肪酸のそれと比較して短く、

分解されてエネルギーになるのが早いほか、

体内に蓄積されにくいという特徴があります。

 

専門医としてCOMP LCに注目しているポイントは、

糖質を抑えることに伴って減少したエネルギーを

良質な脂質とたんぱく質で補完している点になります。

 

 

糖質調整中のお供となる新しい選択肢

 

 

 

この記事では、糖質制限を実施する際の注意点について主に触れさせていただきました。

リバウンドしないためにも、糖質の代替となるエネルギーの供給源にこだわりながら

糖質カットを実現しているCOMP LCはいままでにないものです。

糖質制限食の実施の際についつい食品が偏ってしまう方、

日々の仕事で忙しく食事管理まで手が回らない方に選択肢のひとつとして良いのではないでしょうか。

 

 

筆者:Dr.KOTATSU

 

参考文献
[1]Villareal DT,et al., Effect of two-year caloric restriction on bone metabolism and bone mineral density in non-obese younger adults: A randomized clinical trial. J Bone Miner Res. 2016; 31(40-51).

[2]Marchioli R, et al., Early protection against sudden death by n-3 polyunsaturated fatty acids after myocardial infarction: Time-course analysis of the results of the Gruppo Italiano per lo Studio della Sopravvivenza nell’Infarto Miocardico (GISSI)- Prevenzione. Circulation. 2002,105(16).

[3]Estruch R, etal. Primary Prevention of Cardiovascular Disease with a Mediterranean Diet Supplemented with Extra-Virgin Olive Oil or Nuts. N Engl J Med. 2018. 378(25).

[4]de Oliveira Otto MC, Mozaffarian D, Kromhout D, Bertoni AG, Sibley CT, Jacobs DR Jr, et al.. Dietary intake of saturated fat by food source incident cardiovascular disease: the multi-ethnic study of atherosclerosis. Am J Clin Nutr. (2012) 96:397–404. 10.3945/ajcn.112.037770

[5]Karen Mumme, et al. Effects of Medium-Chain Triglycerides on Weight Loss and Body Composition: A Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials.J Acad Nutr Diet . 2015
Feb;115(2):249-263.

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※本記事は執筆いただいた医師「Dr.KOTATSU」さんの見解をもとに構成されています。